理工学研究科

アンケート調査へのご協力のお願い
(期間:令和3年1月25日月曜日から令和3年2月5日金曜日まで)

 鹿児島大学 大学院理工学研究科の博士前期課程(修士課程2年)は、令和2年4月より、新しい教育・研究体制でスタートしました。従来、10専攻(理学系4専攻、工学系6専攻)を設置していましたが、理学専攻と工学専攻の2つに統合しました。数理・データサイエンスやIT・ICT・AI・IoT等のキーワードの下、研究分野の境界を分けることが難しく、分野融合の必要性が重要になってきた社会状況を踏まえ、理学専攻5プログラムと工学専攻7プログラムに分け、社会の要望に応じてプログラムの統廃合や新たな分野のプログラム創設可能なシステムに換わりました。理学専攻ではシーズ(seeds)からの発想力を重視して、自然の原理を追求し、仕組みを探究する学問領域です。工学系ではニーズ(needs)からの発想力を重視して、社会が求めているものを実現させる学問領域です。共に役割が大きく異なる部分と接続・融合・補完する部分があります。本理工学研究科の博士前期課程では、理学専攻と工学専攻の独自の教育・研究を維持しつつ、深化と融和していく所存です。また、高度な知識と幅広い知識の修得によるSTEAM人材注1の養成を踏まえ、学士・修士一貫教育(6年一貫教育)や他分野の入学希望者(例えば, 医学や農水関連の分野)の受入れも始まっています。さらには、地元企業のリカレント教育への期待に応えるため、社会人の修士学生の受入れにも力を入れています。
 このように新しい教育システムの構築に伴い、理学部と工学部学生の6年一貫教育の希望者が極めて多く、他分野の入学希望者やリカレント教育の問い合わせも増加しています。新しい入試体制と地域社会の要望を考慮して、文部科学省と博士前期課程(修士課程2年)の定員増について相談しているところです。
 アンケートのお願いは、文部科学省より、定員増が必要となる根拠資料として地元企業からの要望を加えるようにとの指示によるものです。理工学研究科では、多くの進学希望学生を受け入れ、地元企業で活躍できる高度で多様なSTEAM人材を養成してまいります。その為にもご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

鹿児島大学大学院理工学研究科長
         本 間 俊 雄
注1 STEAM = S: Science T: Technology E: Engineering A: Arts (liberal arts) M: Mathematicsの略称
STEAM人材とは領域を超える行動力,発想内容の実現力と修正力,多種多様なアイデアを前向きに繋げる姿勢を有する人材 —> イノベーション人材を意味します。

 参考資料として、理工学研究科の理念・教育目的・教育目標及びプログラム構成と育成する人材を記述します。次に、入り口である入試状況と出口である就職状況について、過去6年間のデータを示します。最後に、新しく構築したリカレント教育のシステム内容を説明します。アンケートにご回答いただく前に、参考資料をご一読ください。

参考資料はこちらからご参照ください。

 

 

 

【問合せ先】理工学研究科・工学系総務係
  E_mail:e-soumu@kuas.kagoshima-u.ac.jp