大学院理工学研究科技術部 九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の118回目(今年度第5回)として、9月22日(木)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施しました。
この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立鴨池小学校6年生105名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。なお、新型コロナウイルス対策として、窓を開放して体育館の換気を徹底するとともに、手指消毒の徹底、マスクの着用を義務付けました。
「液体窒素でおもしろ実験」では、“液体窒素”や“ものの状態変化”について職員がスライドで説明をした後、実験を行いました。児童たちは真剣に説明を聞き、問いかけには個々の考えを述べながら、熱心に授業に参加する様子が見られました。実際に液体窒素を使った実験を3名の児童に体験してもらい、科学実験の楽しさや不思議さを体感してもらいました。
「光の万華鏡づくり」では、分光シートを用いた万華鏡づくりを、職員が作り方を説明しながら行いました。完成した後、児童たちが天井の照明を万華鏡で覗いてみると、「すごくきれい!」と声をあげ、夢中になって観察していました。
また、九州電力の企画では、エアロバイクを用いた発電体験や微弱電流による感電体験を実施し、発電の仕組みや電気の大切さ、電気の正しい知識などを学んでもらいました。
最後に、「巨大空気砲」用いて空気の動きの観察を行いました。巨大空気砲から放たれる空気のうず輪が近くに飛んでくると、児童たちは手で触ったり、時にはジャンプして触ってみたりと大興奮でした。また、体育館後方まで進んでいく空気のうず輪を、目で追いながら興味深く観察していました。
九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」も、今年度で7年目(今回を入れて計15回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かしてより効果的な授業ができるように、活動を続けていく予定です。
(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真右:巨大空気砲の様子)
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