理工学研究科技術部が石谷小学校で「おでかけ理科教室」を実施
大学院理工学研究科技術部 第81回地域連携活動
出前授業「おでかけ実験隊」を開催
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の81回目(今年度第7回)として、11月2日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
今回は、技術部から職員6人が出向き、石谷小学校4年生77人の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」とものづくり「光の万華鏡」を実施しました。2時限を使い、合計2クラスの児童に実施しました。
演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、ディスプレイに資料を映しながら実験を進めました。児童たちは液体窒素に生花や軍手を入れる実験や、液体窒素に入れて冷却されたゴムボールを落とす実験にとても驚いたようで、ゴム風船を使った実験では、液体窒素に入れた風船が縮んだり、元の大きさに戻る様子を興味深く見つめていました。説明の途中で児童に質問すると、元気よく手を挙げて、各々の予想を答えてくれました。また、液体窒素に生花をつけてバラバラにする実験を代表の児童に実際に体験してもらうと、「パリパリしていた」「とても気持ちよかった」などの感想が聞かれました。
ものづくり「光の万華鏡」では、職員が作り方を説明しながら進め、作製後は“光の三原色”や“分光シートの原理”などを説明し、実際に作製した万華鏡でLEDライトを覗いて光の色の成分を観察しました。自作した万華鏡を楽しそうに覗いていた児童は「キラキラしてきれい」「十字模様の虹がみえる!」と興奮した様子でした。
出前授業終了後は、子ども達から、「液体窒素の実験がとても楽しかった。光の万華鏡作りもきれいですごかったです。ありがとうございました。」という挨拶を貰い、とても有意義な出前授業になりました。今回で4回目となる石谷小学校での出前授業でした。今回は保護者の方の見学もあり「子供が楽しそうでとてもいい授業でした」と言っていただくことができ、とても有意義な出前授業になったと感じました。