機械工学専攻の教育目標と3ポリシー(2019年度以前入学者向け)
教育目標
機械工学専攻で取り扱う教育研究の範囲は、材料の物性と強度、構造物設計、機器の設計と制御、生産加工、熱・流体が関与する諸現象、エネルギー利用技術、各種工学現象の解明や機械設計への計算機利用技術並びに各種システム構成技術などである。本専攻では、学部教育課程での機械工学基礎教育を踏まえ、機械技術の高度化と先端化を追求するために必要な知識を積極的に取り入れて応用することのできるエンジニアの育成を目指しています。
機械工学専攻における学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
全学と理工学研究科の学位授与方針および機械工学専攻の教育目標に鑑み、以下に示す方針に基づいて、学位を授与します。
- 総合的かつ長期的視野を持って、エネルギーと環境、人間と社会などの問題解決を通して、人類の幸福と福祉に貢献できる能力
- 機械工学の知識を総合的に応用して、多種多様な工学的問題及び社会的要請課題を包括的に解決できる能力を身につけ、地域と国際社会の発展に寄与できる能力
- 企画立案力、課題解決力、コミュニケーション力を身につけ、国内外の課題を克服するための提案ができる能力
- 高い倫理感を持って、個々の機械工学的な課題だけではなく、広い視野に立って人類
社会に貢献できる能力
機械工学専攻における教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
「生産工学コース」、「エネルギー工学コース」、「機械システム工学コース」の3つの分野を学び、基礎力・応用力ともにバランスのとれた技術者を育成するために、以下の質の高い教育を実施します。
- 種々の機械工学的課題に対応できる基礎学力と、課題を解決する応用力を養うための
講義と演習を実施します。 - 問題の多面的な理解に必要な幅広い専門学力を、「生産工学コース」、「エネルギー工学コース」、「機械システム工学コース」の3つの分野から修得できる科目を設置するとともに、倫理観を修得させる教育を展開します。
- 種々の機械工学的課題に対して、課題解決の計画を立案し、個人・チームカの総力を発揮して課題に臨む計画能力及びコミュニケーション能力を育むための教育を実施します。
- プレゼンテーション能力や討論の技術を養うために、学会等を活用して研究成果の発表を通した教育を実施します。
機械工学専攻における入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)
1.求める人材像
機械工学専攻の教育目標を踏まえ、本専攻は次のような人を求めます。
- 総合的かつ長期的視野と高い倫理観を持って、機械工学の立場から、人類社会への貢献を志す人
- 種々の機械工学的課題の本質を解明することができる基礎学力と探究意欲を持ち、その原理に基づいて課題を解決する展開力を継続的に研鑽する人
- 種々の機械工学的課題に対して、課題解決の計画を立案し、個人・チーム力の総力を発揮して、課題に臨む計画能力およびコミュニケーション能力のある人
2.入学前に身につけておいて欲しいこと
学士としての知識・能力、機械工学に関する基礎的な知識と技能及び外国語(英語)の高い知識・能力が必要となります。ただし、学際分野特別選抜を志願する場合は、学士としての知識・能力、当該志願者の専門分野に関する知識・技能、及び外国語(英語)の能力が必要となります。
3.入学者選抜の基本方針
一般選抜(口述試験)では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績及び志望理由書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、機械工学専攻の専門分野に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。
一般選抜(筆答試験)では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、機械工学に関する専門科目、外国語科目(英語)及び面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、機械工学専攻の専門分野に関する知識・能力、外国語(英語)の能力、適性・意欲等を評価します。
学際分野特別選抜では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績及び志望理由書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる能力・適性・意欲等を評価します。
社会人特別選抜では、口述試験を課すとともに、出身学校の成績及び業績(業務)報告書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、機械工学専攻の専門分野に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。
外国人留学生特別選抜では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、機械工学に関する専門科目、外国語科目(日本語又は英語)及び面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、機械工学専攻の専門分野に関する知識・能力、外国語(日本語又は英語)の能力、適性・意欲等を評価します。