生命化学専攻の教育目標と3ポリシー(2019年度以前入学者向け)
教育目標
生命化学専攻の教育理念は、「化学から生物学までの幅広い基礎知識と技術応用力をあわせ持ち、両分野を含めた幅広い分野で活躍することのできる人材を育成する」、「地域ならびに国際社会での科学、技術の発展に貢献する人材を育成する」ことです。この理念を達成するため、教育理念を理解し、教育・研究を通して、高度の専門能力を備えた人材を輩出することを目標としています。
生命化学専攻における学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
以下のポリシーに基づいた能力を有する者に修士(理学)の学位を授与します。
- 生命化学に関する専門的な知識や技能を習得し、高い倫理観を持って科学技術の発展に活かし、地域と国際社会に貢献することができる能力
- 実験データを客観的に評価し、正当な結論を導き出すことができる能力
- 研究課題について論理的に思考し、問題点をはっきりさせ、その解決法を着想することができる能力
- 専門的な文献や書物を読み解いて、研究の遂行に必要な情報を得ることができる能力
- 研究成果について学会などで発表し、関連分野の研究者に対して論理的な説明と発展的な議論ができる能力
生命化学専攻における教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
以下のポリシーに基づいた教育を行います。
- 分子機能化学、有機生化学および生命機能に関する講義を実施し、生命化学に関わる専門的な知識を教授します。
- 時代を先導する研究者を招いて先端科学特別講義を実施し、より広範な専門知識を教授します。
- 生命化学論文講読を実施し、英語で書かれた文献を精読する能力を養うとともに、英語でのプレゼンテーションおよびコミュニケシーョンスキルの向上を図ります。
- 生命化学特別研究を実施し、生命化学に関連した研究課題に取り組む姿勢および能力を養います。
生命化学専攻における入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)
1.求める人材像
- 生命化学専攻の教育理念を理解し、それを実現できる学力と意欲を持っている人材
- 生命化学に関わる研究分野に興味を持ち、その発展に対する貢献に熱意がある人材
- 生命化学の研究を通して、高い倫理観を持って、科学あるいは社会の発展に寄与したいと思う人材
- 合理的で柔軟な科学的思考力を有しており、研究の内容や計画について簡潔明瞭に発表・説明できる人材
2.入学前に身につけておいて欲しいこと
化学並びに生物に関する基礎的な知識と実験技術を有していることが必要です。また、研究に必要な知識や情報を世界中から収集するため、英語の語学力並びにコミュニケーション力が必要となります。
学際分野特別選抜を志願する場合は、当該志願者の専門分野の知識・技術、及び英語の能力が必要となります。
3.入学者選抜の基本方針
一般選抜(口述試験または筆答試験)、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜により、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる知識・能力、適性・意欲を、以下の選抜方法により評価します。
一般選抜(口述試験)では、出身学校の成績及び研究計画書等も踏まえ、口頭試問を含む面接により選抜します。
一般選抜(筆答試験)では、専門科目、外国語科目(英語)に関する試験および面接により選抜します。
学際分野特別選抜では、口述試験を含むプレゼンテーションを課すとともに、出身学校の成績及び志望理由書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる能力・適性・意欲等を評価します。また英語の能力についても評価します。
社会人特別選抜では、研究計画書等、口頭試問を含む面接により選抜します。
外国人留学生特別選抜では、専門科目、外国語科目(日本語または英語、ただし英語を母国語とする受験生の場合は日本語に限る)に関する試験および面接により選抜します。