2019年度以前の入学者向け
生命化学専攻
化学と生物学の先端的な研究は、お互いに影響を与えながら大きく進展しています。本専攻では化学と生物学、及びその境界領域における教育・研究を通じて、広い分野で活躍できる人材を養成します。
生命化学専攻で開講されている講義は基礎化学から、生物化学、分子生物学、生物学や生理学までをカバーしており、単純な分子の振る舞いを理解するとともに、複雑な分子集合体やさまざまな生命現象を分子レベルで理解することを目指します。また、分子機能化学、有機生化学および生命機能の3つのコースワークからひとつ選択して専門分野の知識と技能を高め、化学や生物学分野で世界に通用するスペシャリストの養成を目指します。
コースワーク
◎分子機能化学コース
分子集合系及び凝縮系の光化学、機能性分子集合系の化学、環境・クリーンエネルギー・医療の先触媒化学に関する教育研究を展開します。
◎有機生化学コース
生物由来の有機化合物の化学、有機化合物の合成法及び有機反応論、タンパク質化学、抗体・ペプチド分子のデザインに関する教育研究を展開します。
◎生命機能コース
植物と微生物の共生機構、植物・微生物・ウイルスの遺伝子発現解析、脊椎動物の体軸形成機構、海産無脊椎動物の生殖・発生、動物の概日リズム、魚類の味覚行動に関する教育研究を展開します。
カリキュラム
学部教育で培った基礎知識の上に、さらに高度な専門的知識、技術が習得できるように、多くの授業が組まれています。
生命化学論文講読、生命化学特別研究及び先端化学特別講義(修士) は必修科目であり、合計16単位を必ず履修する必要があります。
必修科目16単位・自分の属するコースの選択必修科目6単位以上を履修し、その他の授業科目を各自の研究分野や進路に合わせて、指導教員と相談の上選択し、合計30単位以上を履修する必要があります。