情報生体システム工学専攻の教育目標と3ポリシー
(2019年度以前入学者向け)
教育目標
情報生体システム工学に関する基礎から応用にわたる学術の真理と理論を教育研究し、その深奥を極めて地域並びに国際社会の進展に寄与する人材を育成する目的を達成するため、情報システムの充分な知識と応用力を持ち、同時にヒトの認知や生体システムも理解し、情報生体システム工学の複合分野で創造力を持って問題に対応できる専門的知識と倫理的判断力を持った高度専門職業人を養成することを目標としています。
情報生体システム工学専攻における学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
理工学研究科所定の期間在学し、専攻にもうけた学位プログラムを履修し、所定の単位を修得し、教育研究指導を受け、かつ、修士論文の審査及び試験に合格した者に、修士の学位を授与します。
修了にあっては、次のような内容の学力基準に到達していることを評価します。
- 情報生体システム工学に係わる総合的かつ長期的視点を持って人類の幸福と福祉に貢献できる能力
- 情報システムの充分な知識と応用力を持ち、同時にヒトの認知や生体システムも理解し、情報生体システム工学の複合分野で創造力を持って問題に対応できる能力
- 情報生体システム工学の専門領域において独創性の高い科学を担い、情報生体システム工学分野の高度で知的な素養を持って多様な社会に対応できる能力
- 情報生体システム工学関連の科学技術創成の必然性を理解し、社会の急速な変貌に伴って起こる様々な問題克服に寄与できる能力
- 高い倫理観を持って地域並びに国際社会の進展に主体的に取り組めるコミュニケーシ ョンをとることができる能力
情報生体システム工学専攻における教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
情報生体システム工学専攻が編成した学位プログラムを構成する教育課程において、以下のような方針による質の高い教育を実践します。
- 情報生体システム工学の深奥を究めるために必要なそれぞれの専門領域の学力を習得させるための講義と演習を実施します。
- 情報システム工学、脳認知工学、生体計測工学のそれぞれの分野が補完しながら、問題の多面的な理解に必要な幅広い専門学力、倫理観を修得させる教育を展開します。
- 確かな情報生体システム工学の専門学力に基づく課題研究に積極的に取り組ませ、新たな方向性を見出す力を養成するための専門教育を実施します。
- プレゼンテーション能力や討論の技術を養うため、情報生体システム工学関連学会等での研究成果の発表を通した教育を実践します。
- 国際的な研究交流に必要となる語学力、コミュニケーション能力を育成します。
情報生体システム工学専攻における入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)
1.求める人材像
- 情報生体システム工学専攻の教育目標を理解し、それを実現できる基礎学力とコミュニケーション能力を有する人
- 情報生体システム工学の諸課題に強い関心を持ち、課題にチャレンジする意欲を有する人
- 情報生体システム工学分野の専門知識を基礎に、高い倫理観を持って地域並びに国際社会に貢献することを志す人
2.入学前に身につけておいて欲しいこと
情報生体システム工学に関する専門的知識・技術及び外国語(英語)の高い知識・能力が必要となります。ただし、学際分野特別選抜では、学士レベルの基礎学力、当該志願者の専門分野の知識・技能及び外国語(英語)の能力が必要となります。
3.入学者選抜の基本方針
一般選抜(口述試験)では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績及び志望理由書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、情報生体システム工学専攻の専門分野に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。
一般選抜(筆答試験)では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、専門科目、外国語科目(英語)及び面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、情報生体システム工学に関する知識・能力、外国語(英語)の読解能力、適性・意欲等を評価します。
学際分野特別選抜では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる能力・適性・意欲等を評価します。
社会人特別選抜では、口述試験を課すとともに、出身学校の成績及び業績(業務)報告書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、情報生体システム工学に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。
外国人留学生特別選抜では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、情報生体システム工学に関する専門科目、外国語科目(日本語又は英語)及び面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、志望する専攻の専門分野に関する知識・能力、外国語(日本語又は英語)の読解能力、適性・意欲等を評価します。