大学院理工学研究科技術部 第148回地域連携活動「2025年度Qでんファミリーフェスタ」へ参加
大学院理工学研究科技術部は、4月20日(日)、九州電力株式会社・鹿児島支店にて開催された「2025年度Qでんファミリーフェスタ」に参加し、技術部から職員6名が出向きました。今回は「人工イクラ」と「液体窒素」の2つのテーマで参加しました。
「人工イクラ」のテーマでは、絵具で色を付けたアルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液に滴下し、化学反応によって生じる膜を利用してカラフルな人工イクラを作成しました。自分だけの人工イクラを作り上げることができた子供たちは、最後に透明な小瓶に作った人工イクラを入れ、その出来栄えを興味深そうに眺めていました。本テーマには、常に子供たちや保護者が行列を成し、約350名の親子に人工イクラつくりを体験してもらいました。
「液体窒素」のテーマでは、液体窒素を使った1回30分の実験公演を4回実施しました。液体窒素の事前知識として、はじめに物質の三態の説明と、水と窒素の融点、沸点について説明を行いました。その後、専用の容器に液体窒素を注ぎ、常温で沸騰し白い煙が広がる様子を観察してもらいました。バラ、軍手、風船、ゴムボールなどを液体窒素に入れ、それぞれどのように変化するかを実演しました。最後には、希望した6人の子供にバラを液体窒素に入れる体験をしてもらいました。凍ったバラが粉々になる様子を実際に手のひらで感じることで、より深い興味を持ってもらうことができました。
本イベントでは、他にも様々な体験、実験、工作のブースが設けられ、2000人を超える子供たちや保護者が参加し、盛況のうちに終了しました。技術部が実施した2つのテーマでは、多くの人に科学実験の楽しさや不思議さを体験してもらい、より身近に科学の面白さを伝えることができました。
(写真:人工イクラ作り、液体窒素実験の様子)
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