理工学研究科技術部が前之浜小学校で出前授業「おでかけ実験隊」を実施
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の100回目(今年度第4回目)として、10月23日(金)に出前授業「おでかけ実験隊」を開催しました。
この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
今回は、技術部から職員4名が出向き、前之浜小学校5・6年生9人の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」を実施しました。
今回は、新型コロナウイルス感染症への対策として、参加者全員の手指消毒の徹底、マスクをおこなうとともに、説明者は表情が見えるようにフェイスシールドをして実施しました。
演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、子供たちの目の前で実験をし、“ものの状態変化”について学んでもらいました。普段目にすることはめったにないマイナス196度の世界に子供たちは興味津々で、次に何が起こるのか予想をしたり、ときには説明者に質問したりと楽しい時間を過ごせていたようでした。また、他学年の子供たちも見学に集まってきており、粉々に砕け散る花びらやゴムボールの様子に大盛り上がりを見せました。今回は感染症対策のため、子供たちが直接体験する実験はできませんでしたが、代わりとして、事前にリクエストを取り、液体窒素で凍らせたいものを持ってきてもらいました。梨やみかんといった果物や消しゴム、パンなど多種多様なものがあつまり、子供たちの予想通りに、時には予想外の形で凍っていく姿に驚いていました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、体験型のイベントが少なくなってきている中、前之浜小学校との協力によりこうして出前授業が実施できたことは、我々にとっても思い出に残る貴重な時間を過ごすことができました。
液体窒素でおもしろ実験 | 液体窒素でおもしろ実験(液体窒素を床へ) |
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