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理工学研究科技術部が九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の111回目(今年度第9回)として、11月11日(木)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を開催しました。
 
 この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立鴨池小学校6年生103名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。なお、新型コロナウイルス対策として、窓を開放して体育館の換気を徹底するとともに、職員の体調チェック表の提出、手指消毒の徹底、マスクの着用を義務付けました。
 
 「液体窒素でおもしろ実験」では、 “液体窒素”や“ものの状態変化”について学んでもらうと同時に、実際に液体窒素を使った実験を3名の児童に体験してもらい、科学実験の楽しさや不思議さを体感してもらいました。児童たちは「面白かった!」「初めての体験でした。」と感想を述べていました。
 
 「光の万華鏡づくり」では、分光シートを用いた万華鏡づくりを行い、児童たちが自分で作った万華鏡と、こちらで用意した3色LEDライトを使って、“分光”について学習をしました。「キラキラして、面白い。」と児童たちにも満足してもらえたようでした。
 
 また、九州電力の企画では、エアロバイクを用いた発電体験や微弱電流による感電体験を実施し、発電の仕組みや電気の大切さ、電気の正しい知識などを学んでもらいました。
 
 最後に、「巨大空気砲」用いて空気の動きの観察を行いました。巨大空気砲から放たれる空気のうず輪を児童たちは手で触ったり、時にはジャンプして触ってみたりと大興奮でした。また、体育館後方まで進んでいく空気のうず輪を、児童たちは興味深く観察していました。「僕達もうず輪を触りたかった!」と、児童たちに興味を持ってもらえたようでした。
 
 九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」も、今年度で6年目(今回を入れて計13回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かしてより効果的な授業ができるように、活動を続けていく予定です。

 

(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真右:光の万華鏡づくりの様子)

 


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