大学院理工学研究科技術部 第145回地域連携活動 九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の145回目(今年度第7回)として、11月14日(木)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施しました。
この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立武岡台小学校6年生39名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。
「液体窒素でおもしろ実験」では、児童は熱心に授業に参加する様子が見られました。代表児童2名に花を液体窒素に入れる体験をしてもらったり、児童の近くの床に液体窒素を流し観察してもらったりと、身近で科学実験の楽しさや不思議さを体感してもらいました。
「光の万華鏡づくり」では、分光シートを用いた万華鏡づくりを行いました。完成した後、光の三原則や分光シートについて説明し、児童たちは夢中になり万華鏡を覗いていました。
また、九州電力の企画では、エアロバイクを用いた発電体験や微弱電流による感電体験を実施し、発電の仕組みや電気の大切さ、電気の正しい知識などを学んでもらいました。
最後の「巨大空気砲」の実験では、巨大空気砲から放たれる空気のうず輪の様子を観察してもらいました。体育館後方まで進んでいく空気のうず輪を、目で追いながら興味深く観察していました。
九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」も、今年度で9年目(今回を入れて計20回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かしてより効果的な授業ができるように、活動を続けていく予定です。
(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真中:光の万華鏡の様子)
(写真右:巨大空気砲の様子)