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大学院理工学研究科技術部 第154回地域連携活動 九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の154回目(今年度第7回)として、令和7年11月5日(水)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施しました。
 この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり、並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
 今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立武岡台小学校6年生36名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。
 「液体窒素でおもしろ実験」では、花や風船を液体窒素に浸ける実験を行い、-196℃の世界で起こる現象を観察しました。花が一瞬で凍り、軽く握るとパリッと砕ける様子に児童からは驚きの声が上がりました。また、液体窒素を床に流して霧が広がる様子を間近で観察し、普段見ることのできない現象に興味津々でした。
 「光の万華鏡づくり」では、分光シートを使った万華鏡を製作しました。完成後は、3色LEDライトを使って光の三原色や分光の仕組みを学びました。児童たちは自分で作った万華鏡を覗き込み、光の不思議を楽しんでいました。
 「巨大空気砲」の実験では、空気砲から放たれる大きな渦輪が体育館後方まで進む様子を観察しました。スモークを使って見えるようになった空気の動きに児童たちは目を輝かせ、実際に渦輪に触れる体験もあり、科学の面白さを体感する貴重な時間となりました。
 九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」は、今年度で10年目(今回を含め計21回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かして、より効果的な授業ができるよう活動を続けていく予定です。
 
(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真中:光の万華鏡の様子)
(写真右:巨大空気砲の様子)