大学院理工学研究科技術部 第113回地域連携活動出前授業「おでかけ実験隊」を実施
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の113回目(今年度第1回)として、6月2日(木)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
今回は、技術部から職員6名が出向き、向陽小学校6年生87人の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」とものづくり「光の万華鏡」を実施しました。
今回は、手指消毒や、マスクの着用、また、換気のための窓開け、説明者との距離を取るために、着席して実験や工作の手順を聞いてもらうようするなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、ディスプレイに資料を映しながら実験を進めました。児童たちは液体窒素に生花や軍手を入れる実験を行ったり、ゴム風船を使った実験では、液体窒素に入れた風船が縮んだり、元の大きさに戻る様子を興味深く見つめていました。実験を行うごとに児童に結果を予想してもらうと口々に自分の予想を述べるなど児童の強い関心を感じる実験になりました。
ものづくり「光の万華鏡」では、職員が作り方を説明しながら進め、作製後は、蛍光灯などの光を覗いて観察しました。自作した万華鏡を見せ合ったり、楽しそうに覗いていた児童は「すごくきれいにできた!」と喜んでいた様子でした。
今回の出前授業では、「液体窒素でおもしろ実験」、「光の万華鏡」のどちらも興味を持って授業を受けてくれました。アンケートの結果にも「他の液体窒素の実験をやってみたい」「火の実験や生物について知りたい」等、理科に興味を持ってもらうことが出来た有意義な出前授業となりました。
(写真左:液体窒素でおもしろ実験)
(写真右:光の万華鏡)
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