工学専攻
　化学工学プログラムの教育目標と３ポリシー

教育目標

　化学工学プログラムの教育理念は、「人間社会と自然環境と科学技術の調和と持続可能性を希求しつつ、国際的な視野から新しい科学技術・産業構造を提案し、地域並びに世界に発信できる高度専門職業人を育成する」ことです。この理念を受けて、「化学工学の専門家として、幅広い視野をもち、グローバル社会で活躍できる人材の育成」を目的として、そのため、「柔軟な思考力と探求心を備えた化学工学に係わる分野の中で、世界をリードする技術を追求できる専門的な能力と倫理的判断力を持った創造的で指導的な役割を担う専門的職業人を育成する」ことを目標としています。

化学工学プログラムにおける学位授与の方針（ディプロマ・ポリシー）

　全学の学位授与の方針及び理工学研究科博士前期課程ならびに化学工学プログラムの教育目標に鑑み、以下に挙げる能力を身につけ、所定の単位を所定のＧＰＡで修得し、修士論文の審査及び最終試験に合格した者に修士の学位を授与します。

地域並びに国際社会の様々な問題に対して、化学工学者として高い倫理観を持って、グローバルで長期的な視点から多面的・俯瞰的に考える能力
化学工学的視点から情報を調査し分析する能力、及び課題を発見する能力
論理的思考に基づき、高度な化学工学の専門知識・技術及び化学工学分野以外の幅広い知識を主体的に学修する能力
化学工学分野の知識・技術と化学工学分野以外の幅広い知識に基づく創造的で柔軟な発想力を有し、自律的で実践的な課題解決能力
地域並びに国際社会の発展に主体的・継続的に取り組むためのコミュニケーション能力

化学工学プログラムにおける教育課程編成・実施の方針（カリキュラム・ポリシー）

　化学工学の専門家として、幅広い視野をもち、グローバル社会で活躍できる人材を育成するための学位プログラムを構成する教育課程において、以下の方針による質の高い教育を実践します。

1.進学から学位取得に至るまで系統性のある教育課程の編成

　高度な化学工学の専門知識を修得させるための専門教育を展開します。

　化学工学以外の幅広い知識を修得させ、高い倫理感を養成させるための教育を展開します。

　自らの力で課題を解決できる能力を修得させるための教育を展開します。

　国際交流に必要となるコミュニケーション能力および語学力を修得させるための教育を展開します。

2.目的･目標に応じた方法による教育の実施

　学位授与の方針に掲げる能力を育成するために、各科目の目的・目標に応じた方法による教育活動を行います。

3.厳格な成績評価の実現

　各科目において教育・学修目標と評価基準を明確に示し、厳格な成績評価を行います。

化学工学プログラムにおける入学者受入の方針（アドミッション・ポリシー）

１.求める人材像

化学工学プログラムの教育目的を理解し、本プログラムにおける教育研究を通して高度の専門能力を修得しようとする充分な基礎学力を有する人
柔軟な思考力、探求心を持って柔軟かつ創造的に解決する能力を身につけたい人
化学工学の知識を生かしてグローバルな視点で活躍したい人
新しい科学技術に対応できる高度な知識と倫理的判断力を養いたい人

２.入学前に身につけておいて欲しいこと

　化学工学プログラムにおける教育研究を通して高度の専門能力を修得できる充分な基礎学力が必要となります。ただし、他分野入学志願者特別選抜を志願する場合は、当該志願者の専門分野の知識・技術、及び外国語（英語）の能力が必要となります。

３.入学者選抜の基本方針

　一般選抜（口述試験）では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績及び志望理由書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、本プログラムの専門分野に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。

　一般選抜（筆答試験）では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、専門科目（化学工学プログラムの専門分野から出題）、外国語科目（英語）及び面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、本プログラムの専門分野に関する知識・能力、外国語（英語）の読解能力、適性・意欲等を評価します。

　推薦特別選抜では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、本プログラムの専門分野に関する知識・能力、適正・意欲等を評価します。

　他分野入学志願者特別選抜では、口頭試問を含む面接を課すとともに、出身学校の成績等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる能力・適性・意欲等を評価します。

　社会人特別選抜では、口述試験を課すとともに、出身学校の成績及び業績（業務）報告書等も踏まえ、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、本プログラムの専門分野に関する知識・能力、適性・意欲等を評価します。

　外国人留学生特別選抜では、教育目標に掲げる人材を育成する上で必要となる、専門科目（化学工学の専門分野から出題）、外国語科目（日本語又は英語）及び面接の結果を踏まえ、本プログラムの専門分野に関する知識・能力、外国語（日本語又は英語）の読解能力、適性・意欲等を評価します。