2019年度以前の入学者向け
物理・宇宙専攻
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物理・宇宙専攻

物理学は自然科学及び科学技術全ての基礎をなす重要な学問分野で、ナノメートルより何桁も小さな極微の世界である素粒子から日常的なスケールで起こる物質や生命の変化とその性質、何万光年という広大な宇宙に至るまでの非常に幅広い自然の階層全てを研究対象としています。

本専攻では、こうした研究対象に共通する自然の基本的かつ普遍的な法則を解明する研究、極低温や強磁場下での物質の性質や特徴を解明する研究、そして、さまざまな手段を駆使して宇宙の諸現象を解明する研究を行っています。こうした研究活動を通じて、次世代技術の開発や人類が直面するあらゆる課題を自然界の諸法則を踏まえて、論理的かつ実践的に解決していくことができる人材の養成を目指しています。

宇宙航空研究開発機構、自然科学研究機構国立天文台との間でそれぞれ連携大学院を構成し、また、愛媛大学とは学部および大学院の教育と研究について連携協定を結んでおり、研究教育の両面で協力関係を確立しています。人工衛星を用いた宇宙環境の研究、VERA望遠鏡を用いた天の川銀河の構造や対象天体の性質についての研究を進めています。また、国立天文台、北海道大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、広島大学の7研究機関と協定を結び、光赤外線天文学に関する研究教育についての連携も行なっています。

コースワーク

◎物理コース

固体、薄膜、表面などの磁気的電気的性質の第一原理計算による解明と新機能物質の探索、カオスの基礎理論などの研究、諸種の非線形現象の解明、誘電体の交流電場応答などの性質を調べる研究及び、酸化物高温超伝導体、希土類や遷移金属元素の磁性体をはじめとする、各種強相関物質の電気的・磁気的・熱力学的研究に関する教育研究を展開します。

◎宇宙コース

星の形成と進化、天の川銀河や他の銀河の構造、素粒子と宇宙との関係など、宇宙に関する理解を深め、電波望遠鏡や光赤外線望遠鏡、人工衛星などを用いた天文観測・宇宙環境計測、宇宙・素粒子に関する理論研究に関する教育研究を展開します。

カリキュラム

必修科目16単位・自分の属するコースの選択必修科目6単位以上を履修し、その他の授業科目を各自の研究分野や進路に合わせて、指導教員と相談の上選択し、合計30単位以上を履修する必要があります。

教員一覧

各専門技術のスペシャリストたちが、学生の教育研究や諸課題の解決をサポート。