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理工学研究科技術部が吉野東小学校で出前授業「おでかけ実験隊」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の98回目(今年度第2回)として、10月7日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」を開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員9名が出向き、吉野東小学校5年生181人の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」とものづくり「光の万華鏡」を実施しました。
 
 今回は、流行している新型コロナウィルスへの対策として、手指消毒や体温・体調チェック、マスクやフェイスシールドをして実施しました。また、換気やテーブル等の消毒も行い、十分な対策を行った上で、実験や工作の手順を聞いてもらうようにしました。
 
 演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、電子黒板のディスプレイに資料を映しながら実験を進めました。児童たちは液体窒素に生花や軍手・風船を入れる実験や、液体窒素にゴムボールを入れて落とす実験、床に液体窒素をこぼす実験にとても驚いた様子でした。「動きが面白い!」「どうしてそうなるの?」等、自分で結果を予想したり、真剣な眼差しで実験をしっかり観察していました。ゴムボールの実験では、スタッフに「どうして割れたの?」と興味をもって質問する児童もいました。
 
 ものづくり「光の万華鏡」では、職員が作り方を説明しながら進め、光の三原色や分光シートについての説明も行いました。作製後は、蛍光灯に万華鏡を向けて、光を観察しました。自作した万華鏡を楽しそうに覗いていた児童は「虹みたいに見えて、すごくきれい」と驚いた様子でした。
 
 今回は、例年と違い、コロナ禍での実施に安全の為に中止も検討しましたが、小学校の先生とご相談させていただきながら準備を進めてきました。今年度も元気な児童の様子や笑顔を見ることができ、充分な対策を行って出前授業を実施できたことは、今後の出前授業を行う上で、我々にとっても貴重な経験となりました。

 
 

液体窒素でおもしろ実験 液体窒素でおもしろ実験(液体窒素を床へ)
光の万華鏡

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