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大学院理工学研究科技術部 郡山小学校でプログラミング出前授業を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の135回目(今年度第10回)として、12月14日(木)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員6名が出向き、郡山小学校6年生56名の児童に対して、「信号機プログラムをつくろう!」を実施しました。
 
 児童には、一人一つずつArTec Robo2.0(株式会社アーテック)というロボットを用意しました。プログラミングは、児童のタブレットを使用してStuduino:bit(株式会社アーテック)というアプリケーションで作ってもらいました。前半の講義では、プログラムの3つの基本処理について学びながら、LEDを光らせたり、モーションセンサーを使ってロボットを振った時と振らない時で動作を変えたりするプログラムを作成しました。後半は、自由制作および演習課題に取り組んでもらいました。
 
 子供たちは、授業が始まる前から、目の前のロボットに興味津々で、講義中に自分で作ったプログラム通りに動く様子を楽しんでいました。後半の自由制作・演習課題では、ロボットの持つ機能をふんだんに使い、音を鳴らしたり、センサーを使って状況に応じて動作を変えてみたりと多種多様なプログラムができていました。演習課題に取り組む子供たちも、試行錯誤を繰り返しながら希望する動きになるよう頑張って取り組んでいる様子でした。
 
 今回の出前授業では、プログラミング経験の有無にかかわらず楽しめるよう工夫して授業を行いました。プログラミングには「一つの正解」というものがなく、固定観念にとらわれない子供たちの発想が存分に発揮されていました。真剣に取り組む子供たちの様子から、授業を通して「こんなものを作りたい」「これはどうやって作ればいいのだろう」といったものづくりへの興味を少しでも持ってくれたのではないかと感じられました。今後も未来を担う子どもたちのために継続して本活動を続けていく所存です。
 
(写真:信号機プログラムをつくろう!)