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大学院理工学研究科技術部 第138回地域連携活動「2024年度Qでんファミリーフェスタ」へ参加

 大学院理工学研究科技術部は、4月21日(日)、九州電力株式会社・鹿児島支店にて開催された「2024年度Qでんファミリーフェスタ」に参加し、技術部から職員6名が出向きました。今回は「人工イクラ」と「液体窒素」の2つのテーマで参加しました。
 
 「人工イクラ」のテーマでは、絵具で色を付けたアルギン酸ナトリウム水溶液を、ビーカーに入れた塩化カルシウム水溶液中にスポイトで滴下してもらいました。すると、アルギン酸とカルシウムイオンの反応で膜ができ、人工イクラをつくることができます。人工イクラづくりを体験した子供たちは、人工イクラができる仕組みについて熱心に質問したり、さまざまな色の人工イクラをつくったりと、夢中で取り組んでくれた様子でした。できあがったカラフルな人工イクラは、小瓶に入れて持ち帰ってもらいました。
 
 「液体窒素」のテーマでは、液体窒素を使った1回30分の実験公演を4回実演しました。はじめに物質の三態の説明と、水と窒素の融点、沸点について説明を行いました。専用の容器に液体窒素を注ぐと、実験を見にきた子供たちと保護者は、常温で沸騰し白い煙が広がっていく様子を興味深そうに見つめていました。液体窒素の中にバラの花、かわいた軍手、ぬれた軍手、ゴムボール、風船を入れる実験を行い、取り出したらどのように変化するかを予想してもらうと、多くの子供たちが予想を述べ、実験前後の変化を楽しんでいました。公演の最後には、希望した6人の子供に液体窒素に花を入れる実験を体験してもらいました。液体窒素に入れて凍った花を握ると粉々になり、体験をしてもらった子供たちからは歓声があがりました。
 
 本イベントでは、他にもさまざまな体験や工作のブースが出展され、約1500人の子供たちや保護者が参加し盛況のうちに終了しました。技術部が実施した2つのテーマでは、多くの人に科学実験の楽しさや不思議さを体験してもらい、子供たちに科学の面白さを伝えることができました。
 
(写真:人工イクラ作り、液体窒素実験の様子)