大学院理工学研究科技術部 向陽小学校で出前授業「おでかけ実験隊」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の127回目(今年度第2回)として、6月7日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員6名が出向き、向陽小学校6年生116人の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」とものづくり「光の万華鏡」を実施しました。
 
 演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、ディスプレイに資料を映しながら実験を進めました。児童たちは液体窒素にバラの花や軍手を入れる実験に目を輝かせ見入っていました。また、ゴム風船を使った実験では、液体窒素に入れた風船が縮んだり、元の大きさに戻る様子を興味深く観察していました。普段あまり見ることのない実験に興味津々で元気いっぱいの児童たちから、子ども目線の鋭い質問やおもしろい意見があり、職員もたじたじになる場面もありましたが、活気にあふれ楽しい授業となりました。
 
 ものづくり「光の万華鏡」では、職員が作り方を説明しながら進め、作製後は蛍光灯やLEDライトを使って光の成分を観察し、“光の三原色”や“分光シートの原理”などについて学びました。自作した万華鏡を友達同士で見せ合ったり、楽しそうに覗いていた児童たちからは、ものづくりの達成感と光の不思議を体験し喜んでいる様子が見られました。
 
 授業終了後は、「ありがとうございました!」と大きな声で気持ちいい感謝の言葉を貰い、とても有意義な出前授業となりました。今年で3年目の開催となった向陽小学校での出前授業ですが、我々にとっても「おでかけ実験隊」を通して児童と触れ合い、新しい学びと気づきを得る貴重なイベントとなりました。
 
(写真左:液体窒素でおもしろ実験)
(写真右:光の万華鏡)
 

 

大学院理工学研究科技術部「2023年度Qでんファミリーフェスタ」へ参加

大学院理工学研究科技術部は、4月23日(日)、九州電力株式会社・鹿児島支店にて開催された「2023年度 Qでんファミリーフェスタ」に参加し、技術部から職員7名が出向きました。今回は「人工イクラ」と「液体窒素」という2つのテーマで参加しました。
 
「人工イクラ」のテーマでは、塩化カルシウム水溶液中に絵具で色を付けたアルギン酸ナトリウム水溶液を入れ、本物のイクラのような感触をしたカラフルな人工イクラを作る体験を行いました。体験をした子どもたちは夢中でイクラ作りを行い、作ったイクラを透明な容器に入れると、興味深そうに眺め、喜んで持ち帰っていきました。
 
「液体窒素」のテーマでは、液体窒素を使った1回30分の実験公演を4回実施し、液体窒素の中にバナナ、バラ、軍手、ポリ袋、ゴムボール、風船を入れました。液体窒素を専用の容器に注ぐと、常温で沸騰し白い煙が広がっていく様子に多くの歓声が上がりました。ものを入れる前に結果を予想してもらうと、子どもたちは口々に予想を述べ、実験前後の変化を楽しんでいました。公演の最後には、毎回10人ほどの子どもに、バラを液体窒素に入れて花を握る体験をしてもらい、バラバラになった花を目にして歓声があがりました。
 
本イベントでは、他にもさまざまな体験や工作のブースが出展され、1000人以上の子どもたちや保護者が参加し盛況のうちに終了しました。技術部が実施した2つのテーマは、列がほとんど途切れることなく人が並び、多くの人に科学実験の楽しさや不思議さを体験してもうらことができました。
 
(写真:人工イクラ作り、液体窒素実験のようす)
 

大学院理工学研究科技術部 肝付町立国見小学校で出前授業「おでかけ実験隊」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の125回目(今年度第12回)として、2月15日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員4名が出向き、肝付町立国見小学校5・6年生18名の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」を実施しました。手指消毒、マスクの着用、換気のための窓開けなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
 
 演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、ディスプレイに資料を映しながら実験を進めました。児童たちは液体窒素に生花や軍手を入れる実験を行ったり、ゴム風船を使った実験では、液体窒素に入れた風船が縮んだり、元の大きさに戻る様子を興味深く見つめていました。実験を行うごとに児童に結果を予想してもらうと口々に自分の予想を述べるなど児童の強い関心を感じる実験になりました。
 
 また、授業後半では、児童たちに液体窒素に入れてみたいものを持ってきてもらい、どうなるかを観察してみようということで、観察・体験形式の授業を行いました。リンゴやミカン、醤油、野球ボールなどそれぞれが入れてみたいものを持ってきて、自分の予想した結果との違いなどに驚いていました。
 
 アンケート結果では、少し難しいと感じる児童が多かったものの、「またやってみたい」「次は鉛筆等を入れてみたい」「ゴムボールの実験が印象に残った」などの感想も多く、先生からの評判も良かったです。来年度以降はさらに改良し、より分かりやすい授業にしていきたいと考えています。
 
(写真:出前授業の様子)
 


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大学院理工学研究科技術部「青少年のための科学の祭典『科学のまち』日置市大会」に参加

 大学院理工学研究科技術部は、1月21日(土)に日置市中央公民館で行われた「青少年のための科学の祭典『科学のまち』日置市大会」に参加しました。この祭典に技術部として参加するのは、新型コロナウィルス感染症のため2年連続で中止が続いていたため、3年ぶり今年で累計9回目の参加になります。
 
 今回も例年と同様に、「人工イクラをつくろう!」というテーマで参加しました。
このテーマでは、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムを利用して、様々な色や形の人工イクラをつくりました。アルギン酸ナトリウムは昆布などの海藻に含まれている成分で、塩化カルシウムは押し入れなどの除湿剤に含まれています。アルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液中に入れると、アルギン酸とカルシウムイオンが作用することで固まり、人工イクラをつくることができます。
 
 子どもたちは人工イクラができる仕組みについての説明を聞きながら、細長いイクラを作ったり、色違いのイクラをくっつけたりと、工夫をしながら楽しんでいました。またお土産としてつくったイクラをプラスチック容器に入れて渡したところ、皆とても喜んでくれている様子でした。何度もつくりたいとリピーターになってくれた子どもたちも訪れ、今年も熱心にイクラ作りを行っていました。
 
 今年の科学の祭典では、日置市内の学校関係者や高校、地域の科学クラブなど、全部で21ブースが出展し、100名近くの子どもたちの来場がありました。多くの子どもたちに人工イクラづくりを体験してもらい、有意義な活動となりました。
 
(写真:人工イクラをつくろう!)
 


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大学院理工学研究科技術部 郡山小学校でプログラミング出前授業を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の123回目(今年度第10回)として、12月14日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員9名が出向き、鹿児島市立郡山小学校6年生37名の児童に対して、プログラミングテーマ「信号機のプログラムをつくろう」を実施しました。手指消毒、マスクの着用、換気のための窓開けなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
 
 「信号機のプログラムをつくろう」は今年度から始めたプログラミングテーマで、今回が4度目の実施でした。教材としてアーテックロボ2.0を一人一台準備し、児童が学校で使用しているタブレット端末にインストールされている専用のソフトウェアでプログラミングしました。その後、ロボットと接続してLEDを光らせたり、音を鳴らすといったプログラムを作成して、ロボット制御を体験しました。授業では、まずコンピュータとプログラミング言語等について説明しました。その後、プログラミングの基本処理である「順次処理、繰り返し処理、分岐処理」について、信号機を例題として実際にプログラミングをしながら学び、後半は自由にオリジナルの信号機を作りました。児童は、光センサーやブザーを使ったオリジナルの信号機を作ったり、好きな色や流れる文字をLEDで表現したりして、思い通りに動作させる事の難しさと楽しさを学んだようでした。
 
 アンケート結果では、「プログラミングは初めてだったけど、おもしろかった」「楽しかった」「LEDがきれいだった」という意見があり、概ね楽しんでもらえたようでした。また半数近くが「簡単だった」との感想で、「時間が足りなかった」「他のものを作りたい」「ゲームやもっと難しいプログラミングをしてみたい」という意見もあったので、来年度以降の出前授業の課題としたいと思います。アンケートの他に、児童からの感想文やお礼の手紙をいただきましたので、興味を持ってもらえるカリキュラムを作る参考にしたいと思います。
 
 来年度も、多くの児童に興味を持ってもらえるようにテーマをブラッシュアップしていきます。
 
(写真:信号機のプログラムをつくろう)
 


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大学院理工学研究科技術部 南小学校でプログラミング出前授業を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の122回目(今年度第9回)として、12月1日(木)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員8名が出向き、鹿児島市立南小学校6年生2クラス64名の児童に対して、プログラミングテーマ「信号機のプログラムをつくろう」を実施しました。手指消毒、マスクの着用、換気のための窓開けなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
 
 「信号機のプログラムをつくろう」は今年度から始まったプログラミングのテーマで、8月開催のセンテラス天文館図書館、先月開催した谷山小学校に続き3度目の実施となります。教材としてアーテックロボ2.0を利用し、児童が所持しているタブレット端末で専用のソフトウェアでプログラミングをした後、ロボットと接続してLEDを光らせたり、音を鳴らしたり、センサーを利用したりといったロボット制御を体験しました。授業では、まずプログラミングの基本処理である「順次処理、繰り返し処理、分岐処理」について、信号機を例題として実際にプログラミングをしながら学んだ後、後半は自由制作としてオリジナルの信号機を作りました。自由制作では、光センサーやモーションセンサーを使ってみたり、オリジナル音楽を奏でたり、流れる文字をLEDで表現したりとそれぞれ思い思いの作品作りを楽しんでいる様子でした。
 
 アンケート結果では、「おもしろかった」、「楽しかった」、「LEDがきれいだった」、「ゲームを作ってみたい」といった意見があり、概ね楽しんでもらえたようでした。また授業内容のレベルとして「簡単だった」という意見が半数で「もっと難しいプログラミングをしてみたい」という意見もあったため、今後は児童のプログラミング経験や能力に合わせて、いくつかの難易度の課題を準備するなどの工夫を検討する予定です。これからも継続して本活動を続けていき、プログラミング出前授業についても回を重ねる毎にブラッシュアップしていけたらと思います。
 
(写真:信号機のプログラムをつくろう)
 


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大学院理工学研究科技術部 谷山小学校でプログラミング出前授業を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の121回目(今年度第8回)として、11月16日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」を開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員9名が出向き、谷山小学校5年生4クラス135名の児童に対して、プログラミングテーマ「信号機のプログラムをつくろう」を実施しました。今回の出前授業においても、手指消毒、マスクの着用、換気のための窓開けなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
 
 「信号機のプログラムをつくろう」は今年度から始まったプログラミングのテーマで、アーテックロボ2.0を使用し、歩行者用信号機のプログラムをつくってロボット本体のLEDを光らせるものです。授業では、まずプログラミングの基礎を教えた後、基本の信号機プログラムを一緒にプログラミングし、実際に動かしました。その後、自由時間を設けて基本の信号機プログラムを好きなように改造してもらいました。
 
 自由時間中の子どもたちは、信号機の光を七色にしてみたり、音を鳴らしてみたり、光センサーに挑戦してみたりと、意欲的にプログラミングを行っていました。授業後のアンケートでは、「もっとプログラミングをやってみたい」「説明がわかりやすかった」「プログラミングでゲームを作ってみたい」などの意見があり、プログラミングを楽しめたようでした。
 
 技術部としても初めて行うテーマだったため職員も緊張していましたが、多少準備に手間取ったものの、授業中の子どもたちは積極的にプログラムをつくり、工夫して楽しんでいたようで、有意義な出前授業にすることができました。今後とも子どもたちの体験の機会を増やすために活動を続けていく予定です。

(写真:信号機のプログラムをつくろう)
 


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大学院理工学研究科技術部 吉野東小学校で「おでかけ実験隊」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の119回目(今年度第6回)として、10月5日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」を開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員8名が出向き、吉野東小学校5年生170人(5クラス)の児童に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」を実施しました。
 
 「液体窒素でおもしろ実験」では、職員がスライドを使用しながら実験内容について説明しました。児童たちは、液体窒素で冷やされたゴムボールが、大きな音を立てて割れる様子や、液体窒素を入れたビニール袋が膨らんでいく様子、液体窒素で凍らせたバナナで釘が打てることも興味深く観察していました。授業の後半では、リクエストコーナーを設け、事前に児童に用意してもらったものを液体窒素に入れ、その変化を楽しんでもらいました。また、液体窒素で凍らせた花を児童に触ってもらう体験も行い、非日常な感覚を楽しんでもらいました。
 
 今年度もマスクやアルコール消毒を徹底する等、新型コロナウイルス感染症対策を行い、小学校からの協力も得て無事に出前授業を実施することができました。コロナ禍で様々なことが制限されている中、児童たちの喜ぶ姿を見ることができて大変有意義な活動となりました。

(写真:液体窒素でおもしろ実験の様子)
 


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大学院理工学研究科技術部 武岡台小学校で「おでかけ理科教室」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の120回目(今年度第7回)として、11月15日(火)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施しました。
 
 この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立武岡台小学校6年生53 名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。なお、新型コロナウイルス対策として、窓を開放した体育館を使用して参加者は距離を取り、向かい合わずに実験やものづくりを行いました。
 
 「液体窒素でおもしろ実験」では、液体窒素に花を浸ける実験や風船を入れる実験を行い、その結果を観察するごとに歓声が上がりました。実際に液体窒素を使った実験を2名の児童に体験してもらい、科学実験の楽しさや不思議さを体感してもらいました。
 
 「光の万華鏡づくり」では、分光シートによる光の回折と干渉を利用した万華鏡を作製し、3色LEDライトを使って光の三原色と分光について学習しました。
 
 九州電力の企画では、エアロバイクを用いた発電体験や微弱電流による感電体験を実施し、発電の仕組みや電気の大切さ、電気の正しい知識などを学んでもらいました。
 
 最後に、「巨大空気砲」用いた空気の実験を行いました。空気砲から大きな渦輪が放たれると児童らからは歓声が上がり、実際に渦輪に触る体験をしてもらいました。また、スモークマシンの煙によって見えるようになった空気の動きをしっかりと観察していました。
 
 九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」も、今年度で7年目(今回を入れて計16回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かしてより効果的な授業ができるように、活動を続けていく予定です。
 

(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真右:光の万華鏡づくりの様子)
(写真下:巨大空気砲の様子)
 


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大学院理工学研究科技術部 九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の118回目(今年度第5回)として、9月22日(木)に九州電力と共同で「おでかけ理科教室」を実施しました。
 
 この活動は、大学院理工学研究科と九州電力株式会社鹿児島支社広報グループとの協定(2017年2月1日)のもと、次世代層への理科の関心を高めるための科学実験やものづくり並びにエネルギー問題及び環境問題等に関する教育支援を通じて、地域社会の発展に貢献することを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員6名が出向き、鹿児島市立鴨池小学校6年生105名の児童に対して、「発電体験」・「感電体験」(以上、九州電力が企画)と、「液体窒素でおもしろ実験」・「光の万華鏡づくり」・「巨大空気砲」(以上、本技術部が企画)を実施しました。なお、新型コロナウイルス対策として、窓を開放して体育館の換気を徹底するとともに、手指消毒の徹底、マスクの着用を義務付けました。
 
 「液体窒素でおもしろ実験」では、“液体窒素”や“ものの状態変化”について職員がスライドで説明をした後、実験を行いました。児童たちは真剣に説明を聞き、問いかけには個々の考えを述べながら、熱心に授業に参加する様子が見られました。実際に液体窒素を使った実験を3名の児童に体験してもらい、科学実験の楽しさや不思議さを体感してもらいました。
 
 「光の万華鏡づくり」では、分光シートを用いた万華鏡づくりを、職員が作り方を説明しながら行いました。完成した後、児童たちが天井の照明を万華鏡で覗いてみると、「すごくきれい!」と声をあげ、夢中になって観察していました。
 
 また、九州電力の企画では、エアロバイクを用いた発電体験や微弱電流による感電体験を実施し、発電の仕組みや電気の大切さ、電気の正しい知識などを学んでもらいました。
 
 最後に、「巨大空気砲」用いて空気の動きの観察を行いました。巨大空気砲から放たれる空気のうず輪が近くに飛んでくると、児童たちは手で触ったり、時にはジャンプして触ってみたりと大興奮でした。また、体育館後方まで進んでいく空気のうず輪を、目で追いながら興味深く観察していました。

 
 九州電力株式会社鹿児島支社広報グループと共同での「おでかけ理科教室」も、今年度で7年目(今回を入れて計15回実施)となります。今後も、双方の特色や知見を活かしてより効果的な授業ができるように、活動を続けていく予定です。

 
(写真左:液体窒素でおもしろ実験の様子)
(写真右:巨大空気砲の様子)
 


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