講義「人工知能特論」において、学生が最先端の人工知能技術を活用し、企業 の実課題の解決に挑戦

令和3年12月15日付け南日本新聞(22面)にて、情報・生体工学プログラムの講義「人工知能特論」における、学生による最終報告会(12月7日に実施)についての記事が掲載されました。

 

同講義では、最先端の人工知能技術の理論と活用方法について学び、学んだ知識や技術を地域企業・自治体の抱える現実の課題に活かす、プロジェクトベース学習を行っています。この形式の講義は、最先端の内容かつ実践的な演習を含み、学生に効果の高い学習の機会を提供することができる点、加えて通常では大学が協力することが難しいような、研究の要素が少ない課題についても企業に技術提供が可能となる点が特徴です。

 

今年度は、株式会社トヨタ車体研究所より紹介された課題を含む、2つの課題に取り組みました。

 

最終報告会当日は、講義を受講している大学院生および学士・修士一貫教育コースの学部生11名、関係企業の技術者を含め、約30人が参加しました。学生らは「塗装面の傷の発見や部品数の目視での点検が検査員の負担になっている」という自動車生産現場の課題を受け、自動で点検を行うことのできるAIを試作、その成果をまとめて発表しました。

 

同講義を担当する情報・生体工学プログラムの小野 智司教授は、「企業に協力いただいたお陰で実問題に対して取り組む機会を学生に提供できた。また、学生一人一人が異なる技術で問題に取り組んでくれたお陰で、最新の技術を比較することができ、特性の違いを知ることができた。」と想いを語りました。

 

情報・生体工学プログラムでは今後も、エキスパートレベルの数理・データサイエンスAI人材育成と、地域企業や自治体への貢献の両立を目指し、教育研究活動に取り組む予定です。

 

<発表の様子>

 

【関連URL】
(大学HP)【理工研】「人工知能特論」最終報告会! 学生が最先端の人工知能技術を活用し企業の実課題の解決に挑戦

【お問合せ先】
情報・生体システム工学プログラム 教授 小野 智司
メール:ono@ibe.kagoshima-u.ac.jp

情報生体工学プログラム小野智司教授らが「International Workshop on Advanced Image Technology 2021 (IWAIT2021)」でBEST PAPER AWARDを受賞

オンラインで開催された「International Workshop on Advanced Image Technology 2021 (IWAIT2021)」において、木下貴裕さん(受賞時は情報生体システム工学専攻博士前期課程2年)と情報生体工学プログラム小野智司教授が147件の発表の中から優れた発表に授与される「BEST PAPER AWARD」18件のうちの1件に選ばれました。
 
【著者】Takahiro Kinoshita and Satoshi Ono
【講演題目】Depth Estimation from 4D Light Field Videos

 

 

【お問合せ先】
情報生体システム工学プログラム 教授 小野 智司
メール:ono@ibe.kagoshima-u.ac.jp

工学専攻(化学生命工学プログラム)の大学院生が優秀ポスター賞を受賞

2021年10月28日にオンラインにて開催された「第25回ケイ素化学協会シンポジウム」において、工学専攻 化学生命工学プログラム博士前期課程1年の内田陽介さんが「優秀ポスター賞」を受賞しました。

 

ポスターセッションでは46件の発表が行われ(受賞対象者数39件)、約1時間のポスター発表において、研究内容、ポスターの魅力、研究内容の説明の明快さに加え、複数の審査員の質疑に対する適切な回答が高い評価を受けて選ばれたものです(5件のうちの1件)。

 

発表内容は以下の通りです。

 

内田陽介さん(金子研究グループ)

著者名:内田陽介、明田隆、小材利之、中川秀夫、金子芳郎

発表タイトル:カテコール成分含有POSS-シリコーン共重合体の創製および接着特性

 

【関連ページ】金子研究グループホームページ

http://yoshiro-kaneko-lab.jimdo.com/

 

賞状を持った内田さん

工学専攻(海洋土木工学プログラム)の大学院生が年次学術講演会優秀講演賞を受賞

工学専攻海洋土木工学プログラム(博士前期課程2年)阿久根航さんが、2021年9月6日~10日にオンライン開催された令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会において、優れた研究成果ならびに講演を修めたとして年次学術講演会優秀講演賞を受賞しました。

 

【受賞演目】

塩害環境下における管路更生工法の防食性評価

【著者】

阿久根航,審良善和,山口明伸,小池賢太郎,大庭義文,坂元哲史

 

理工学域工学系の小池助教が「第21回コンクリート構造物の補修補強アップグレードシンポジウム」にて優秀論文賞を受賞

理工学域工学系(海洋土木工学プログラム)の小池賢太郎助教が、2021年10月14日~15日に開催された第21回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムにおいて、下記の研究に関し優秀な論文内容と発表技術を有すると認められ優秀論文賞を受賞しました。

 

【受賞演目】

鹿児島県与論島における飛来塩分特性の把握および予測に関する検討

【著者】

小池賢太郎,山口明伸,審良善和,水田健太

 

鹿児島ロケット3号機 ロケットランチャーを組み立て!

 

理工学研究科片野田研究室では、地域コトづくりセンター支援のもと、昨年に続き鹿児島ロケットの発射に向け学生と一丸となって準備中です。

 

 昨年12月、鹿児島ロケット2号機(ユピテル号)は肝付町辺塚海岸で打上げ実験を行い、予定していたほぼすべての計画を実施することができ発射成功に終わりました。

 

 現在はその2号機にさらなる改善を行い3号機を開発中。今回はロケットの土台となる「ロケットランチャー」を学生らと一緒に組み立てました。

 

組み立て作業の詳しい様子はこちら

【理工学研究科】アルマ望遠鏡が双子の星の軌道運動を明らかに

大学院理工学研究科博士前期課程学生 市川貴教氏 (研究当時)、城戸未宇氏、高桑繁久教授らの研究チームは、若い双子の星(連星)おうし座XZ星系を3年間にわたって観測したアルマ望遠鏡のアーカイブデータを解析することにより、連星が互いの周りを回る軌道運動を検出することに成功しました。

 

アルマ望遠鏡の豊富なアーカイブデータを有効活用して若い連星の運動を動画として示した、初めての例であるといえます。この研究成果は、Takanori Ichikawa et al. “Misaligned Circumstellar Disks and Orbital Motion of the Young Binary XZ Tau”として、米国の天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に9月23日付けで掲載されました。本研究成果は、複数年にわたるアルマ望遠鏡観測データを解析することで天体の様々な時間変化を調べられることを示しており、「アルマ望遠鏡によるアニメーション」を用いた新たな科学の開拓が期待できます。

 

説明会の詳しい内容はこちら外部リンクをご覧ください

 

(関連)

鹿児島大学大学院理工学研究科附属天の川銀河研究センターのHPはこちら外部リンク

国立天文台のHPはこちら外部リンク

本研究科(海洋土木工学専攻)の大学院生らが地盤工学研究発表会優秀論文発表者賞を受賞

理工学研究科総合理工学専攻(博士後期課程1年)の軸屋雄太君,理工学研究科海洋土木工学専攻(博士前期課程2年)河野優樹君,(博士前期課程1年)束元大介君が2021年7月12日~15日にオンライン開催された第56回地盤工学研究発表会において,地盤工学の発展に貢献しうる優秀な論文を発表したとして地盤工学研究発表会優秀論文発表者賞を受賞しました。

 

公益社団法人 地盤工学会 (jiban.or.jp)
受賞者リスト

 

 

軸屋雄太,酒匂一成,伊藤真一:間隙比の違いが不飽和土の蒸発効率に与える影響に関する一考察

 

河野優樹,中島亮輔,高田雄大,石大地,伊藤真一,酒匂一成:データ同化を導入した土柱法による不飽和浸透特性推定手法に関する一考察

 

束元大介,酒匂一成,伊藤真一:SPH法を用いた二次元斜面崩壊シミュレーションによる斜面崩壊形態に関するパラメトリックスタディ 

 

理工学研究科大学院生が「星の最終進化始まりの合図」を発見しました

理工学研究科附属天の川銀河研究センターが中心となった国際観測研究チームは、国立天文台野辺山45m電波望遠鏡を使った天体観測によって、星の最終進化始まりの合図を発見しました。

 

この成果を導いた甘田 渓さん(理学専攻 博士前期課程2年)、同研究チームを率いた今井 裕准教授は、9月9日に記者発表を行いました。

 

記者会見についての詳細は鹿児島大学トピックスにてご覧いただけます。

 

【関連ページ】国立天文台野辺山宇宙電波観測所

理工学研究科大学院生が「化学工学会九州支部第26回学生賞審査会」で優秀発表賞を受賞

令和3年8月31日に開催された「化学工学会九州支部第26回学生賞審査会」において、理工学研究科工学専攻化学工学プログラム 博士前期課程2年の森滿優斗さんが「優秀発表賞」を受賞しました。

本審査会では「いかに自分で考え、自分の力で発想し、研究を展開しているか。如何に自分の研究としてアピールできているか」が審査されます。化学工学会九州支部に所属する各大学より選抜された8件の発表が行われ、森滿さんは、「学生賞(修士の部)」3件のうちの1件に選ばれました。

 

発表内容は以下の通りです。

 

著者名:森滿優斗

発表タイトル:疎水化高分子の薬剤徐放担体としての応用

(写真:賞状)※画像はクリックすると拡大表示されます

 

【関連ページ】吉田・武井研究室ホームページ

https://ecp.cen.kagoshima-u.ac.jp/group/koubutsu/index.html